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2013年 09月 03日
たんぽぽ隊通信 第980号
暑い夏、まだ現在進行形。 お盆休みに実家に行き、母・綾子の買い物に付き合うのは ここ数年恒例のイベントとなっている。 今年の買い物はエアコンだった。 部屋の数だけはたくさんある古い実家には 4台のエアコンがある。 綾子さんの希望はそのうちの1台の買い替えと 1台の新規購入である。 最近、たいていのお買い物は希望を聞いて、 私が選んで○mazonで買い、実家にお届けのパターンなのだが、 取り付け工事やら、リサイクル処理やらが発生するので 今回は実物を見て、お店の人に話を聞いて買うことに。 実家から車で10分のヤマ○電機にGO! お買い物が大好きな綾子さんは、 必要度というより、「買う」うれしさでやる気満々だ。 ヤマ○電機は最近さびれている(気がする)。 とにかく人がいない。 お客さんもいないけれど、店員さんがもっといない。 商品はちゃんと並んでいるので、ちょっとシュールな光景ではある。 綾子さんの希望は、 「自分でお掃除してくれる機能付きで一番安いもの」。 これかこれのどっちか? と絞り込んで、他のお客さんの接客中だった店員さんに 次に話を聞いてくださいと予約を入れて待つ。 あの人FUJI○SUの派遣店員さんだったから きっと自分の会社の製品すすめるね。 などと話しているところに店員さん到着。 希望を伝えると、やっぱりFUJI○SUの機種を勧められた。 あ、当然自分の会社のものすすめますよね、と一応ツッこむ。 「あっちのB社との違いは何?」 「プラズマイオンの××が△△なんですけれど、 ま、ほとんど変わりはないですよ」。 変わりがないなら安い方でとFUJI○SUに決定。 派遣店員力に簡単に屈服するおおもり母娘であった。 「じゃあ、それ2台!」と相変わらず買う気満々の綾子さん。 「ちょっと待ってください。 え〜設置についていろいろあるので、まず説明を…」と FUJI○SUの派遣店員さん。 曰く、「標準取り付け工事無料」の「標準」工事とは、 室外機の設置は平らな地面かベランダ置きであること、 配管パイプの長さは4m以内、基本まっすぐであること、 配管の穴あけは木材か石膏ボードであること、など諸々の条件がある。 さらに、曰く、次のような場合は別途費用が発生する。 エアコンの近くに専用コンセントがない場合の設置工事、 ブレーカーの交換工事、 配管を直角に曲げる場合の専用パーツ。 屋根の上の室外機の交換、 設置のためのパーツが劣化している場合の交換、などなど。 あれよあれよと言う間に「別途費用」が積み上がる。 あの〜、結局、設置代としてどのくらい考えておけば…? 「マックス8万円から9万円みていただければ…」 って、あなた、エアコン1台分より高額でんがな、 となぜか関西弁になる母娘。 まあ、それでも綾子さんの「買いたい!」気持ちが変わらないので 念のため、設置代は別の日にお見積りをお願いし、 納得がいかなかったらキャンセルしてもいいという条件で 2台のエアコンを購入した。 チラシや店頭のエアコン料金って、 「今なら2,000円ポッキリ」のキャッチバーみたいじゃない? なんて、思いながら。 結局、工事代金は3万円ちょっとだったので、 「安くすんでよかった」と綾子さんは喜んだ。 設置された室外機。無理矢理標準工事らしい ↓ でも疑い深い娘は、なんかはめられた感が拭えない。 最初に工事代3万円と言われたら、高っけーと怒ってたはずだ。 9万円まで覚悟したから、あーよかった3万円、なのである。 派遣店員さん、セールストーク研修会なんかで こういう技を習って、日々磨いているのかな。 それはそれで偉いことであるが。 何はともあれ、今年のイベントは無事終了。 設置後数日は涼しい日が続いて綾子さんをやきもきさせたものの ここにきて、やっぱりよかったねーエアコン、と満足している 母を見て、ま、いっかなあと思う娘である。
by tampopotai
| 2013-09-03 12:00
| おおもりさらだ
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Comments(2)
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by
からておばば
at 2013-09-04 04:13
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良い親孝行をしましたね!
実家のエアコン購入・設置って、ホントに一大イベントだと思うわ。 うちの実家の母のための電気製品購入担当は、某電機・ITメーカーに勤める弟なんだけど、 去年だったか里帰り中に、買ったエアコンの取り付けに来るから、 それこそ、別途費用が必要なのかの確認や交渉など、姉さん頼むよ。 と言われてしまったの。 確かに、管を曲げるためのパーツとかあったような気がする。 想定内の、それほど驚かない金額だったとしか記憶に無いけど… それより、取り付けに来た人が、思ったより年配の おしゃべりなオッちゃんで、母と話が弾んで、 暑い中、もちろんエアコンが使えない中、汗だくでお仕事。 母が、亡くなった父の、ほとんど袖を通さなかったポロシャツを出してきて、 おいやでなければ、と言うと、では遠慮なく、と そのまま着て帰ってくださったのには、驚きました。
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by
tampopotai at 2013-09-04 16:05
うわあ、エピソードの宝庫だね、エアコン取り付け。
すでに20年近く使っている自分ちのエアコン交換問題が 実は頭痛のタネなんだけど、どうやら今年も持ちこたえそうで ほっとしています。 ジュネーブはもう秋かしら?
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