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2013年 10月 01日
たんぽぽ隊通信 第984号
先週の土曜日、NHK朝ドラ「あまちゃん」が最終回を迎え、 私の周辺には“あまちゃんロス”で元気のない人々が…。 最終回の視聴率は23.5%で、過去10年間の最高だったとか、 今年の流行語大賞には「あまちゃん」から大量選出されるだろうとか、 ドラマが終わってからも、にぎやかなことである。 ほんとによくできたドラマで 役者さんも、脚本も、音楽も素晴らしくて 普段は朝ドラにあまり興味のない友人・知人までもが いつの間にか「あまちゃん」を話題にするようになった。 実際、私も毎朝、放送を楽しみにしていたよ。 でもさ。 敢えて言っちゃうけどさ。 超個人的な、単なる好みの問題でしかないんだけどさ。 実は…、私には、ちょっとだけ、 「苦手…」という部分がありました。 それはね、 「元ネタ」があって笑いをとるところ。 「Aを知っている人にはわかる笑い」というのが 多用されていた、「あまちゃん」。 それが一つの特徴になって、新たな話題を呼んでいたほどだ。 今日の梅頭さんのあのセリフは、小林薫ネタでしょ、 「潮騒のメモリー」の歌詞、あの歌とあの歌の オマージュだよね、などなど、 わかった人はtwitterやFacebookや 友人との雑談やらで、ちょっと自慢げに自説を披露した。 人からそう教えられると、次は自分でみつけようとか 別のもっとマニアックな説を唱えてみようとか がんばる人が出てきた。 単なるドラマのセリフや歌詞なのに、 ここまで波紋を広げ、影響力を持つなんて 宮藤官九郎脚本はほんとにすごい。 でも、知ってるから笑える→ 知っている人の特権→仲間意識→共犯者的笑い、 っていうのが苦手なの、私。 なんとなく笑いの向こうに「知っている者」の 優越感が透けて見える気がするんだもーん。 それは知らないから笑えなかったという そっち方面の知識が薄い自分の コンプレックスの裏返しかもしれないってか そうなんだけどさ。 それでも、NHKで朝ドラで過去10年間最高視聴率なんだから 「そのもの」で勝負してもぜんぜん面白いんだから、 せこい笑いをとろうとすんなよ、 と心の中で言いました。 終わってからもいろんなメディアで取り上げられ、 細かいシーンのあれこれについて語り継がれる 「あまちゃん」が素晴らしいドラマだった事実は動かない。 それが十分に分かっていても、 ふだん、けっこう厳しい批評眼を持っている人々を含め 世間があまりに「おもしろかった」 「よくできたドラマだった」の大合唱をするから、 ちょっと言ってみたくなった。 みんなが同じ顔して同じように肯定して 同じ賛辞を捧げているのを見ると、 なんだよー、それでいいのかよーと 思って文句をたれたくなる アンチジャイアンツ、アンチ浦和レッズ体質の私なので 許してね、「あまちゃん」ファンの皆さま。
by tampopotai
| 2013-10-01 13:00
| おおもりさらだ
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Comments(2)
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by
からておばば
at 2013-10-02 02:52
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元ネタに、ついていけないことなら、負けない私ですよ。
1980年代初めから海外に住んでいて、 ごく短い時期と、あとは休暇で帰る以外 日本のテレビを見ていないので、 キョンキョンはまあなんとか知ってたけど… でも、今の時代は、昔みたいに 子どもから年寄りまで皆が知っている流行歌とか なくなっているのでは? あと30年ぐらいたったあとに、 2013年には「あまちゃん」ていうテレビ番組があって みんなで盛り上がっていたんだよ なんて語り合ってたりして? それとも、「昔はテレビというものがあって」 から始めなきゃダメかな。
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by
tampopotai at 2013-10-02 11:52
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