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2015年 06月 16日
たんぽぽ隊通信 第1062号
わたしが普段仕事をしている部屋は 雑居ビル2階の一室である。 ビル入口がオートロックではないので、 部屋のドアの前までは誰でも来られる。 昨年引っ越しを決めたとき、 大家さんにお願いして、 ドア横にカメラ付きのインターホンを付けた。 数日前、来客を知らせる音がして机の上のモニター画面に 人の良さそうな、気の弱そうな、じいちゃんが映った。 「はんこ屋ですが、何かご用はありませんか?」。 ふうむ…考えてみたけれど、 なくなりそうだからそろそろ…ってものじゃないので 「ごめんなさい、今はないです」と インターホンを通してお断りした。 後で、ドアを開けるとはらりと落ちた紙に 店名と電話番号がはんこで押してあった。 電話番号が都内のものではなかったので、 遠くから来たんだ…と思って検索してみると、 「はんこの押し売り屋」要注意の評判が並んでいてびっくりした。 引っ越しのとき、電話の工事で3階のオフィス内に 立ち入ることになると聞き、事前にご挨拶に出向いた。 ドアの前でブザーを押す手が思わず止まった。 「セールス等でご訪問の方からは料金をいただきます。 応対するのが社長の場合、15分5,000円、 役員の場合4,000円、管理職の場合…」 という料金表が貼ってあったの。驚! いやいや、セールスに来たんじゃないし、と 気を取り直してピンポンと押して、 「2階に引っ越してくることになったので、ご挨拶に…」と 言うと、出てきたのはすごく感じのいい男性だった。 ご挨拶の後、「セールスの人ってたくさん来るんですか?」と聞くと 「以前は単に『セールスお断り』を貼ってたんですけど あまり効果なくて。これに変えたらほとんど来ないですね」と笑った。 先日、母の元に「0120」の番号から電話があったという。 リサイクルショップの新規開店で商品を探しているのだが、 古着や日用品で売っていただけるものはないか、と。 そういうものざくざく持っている母は喜んで住所を教えた。 近くまで来たら電話が来て、その後 うちまで見にきてくれるんだって。 お友達の田中さんにも話したら、 古着持ってくるって言うの、と母。 えー、なんだか危なくない、それ? うん、もちろん、ほんとかもしれないよ。 でも、知らない人がいきなり家に来るのって怖いじゃない? 古着売りたいなら、今度わたしが持って行ってあげるから、 電話かかって来ても取らない方がいいよ。 そういう詐欺もあるかもしれないし。 というわけで、居留守を使うのが苦手な母は、 本日、その田中さんの家に避難して午後を過ごしている。 何も知らずに、高価なもの(持ってないけど)を300円で売っちゃって、 「古いものが売れてよかったー」と思っている方が幸せかも、とは思う。 でも、万が一にも怖い思いをしてほしくないから、 ついつい「ダメ」を出してしまった。 このように、ドアを叩いていろんな人がやってくる。 母にはダメ出ししといて何だけど、 電話やメールのセールスよりも 足を運ぶ人の方が好感度高いな、わたし。 って、結局断るんだけどねー。
by tampopotai
| 2015-06-16 11:23
| おおもりさらだ
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Comments(4)
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もと
at 2015-06-17 19:19
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今までに来た物売りは味噌と箒とお茶に消火器。皆高額で怪しかった。何故か消火器以外長野産(表記は)
断れなかったのは富山の置き薬。三社分置いていて年間で2回ほど葛根湯を使うくらい。 職業上来る者はとりあえず拒んではいけないのです。 一番面倒なのは新聞の勧誘。 断りのきめ業(ヒミツ)を最近発見して夫に褒められました。
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tampopotai at 2015-06-18 11:18
もとさま お久しぶりです!
味噌と箒とお茶ってシブいですねえ。 さすがに宗教勧誘は来ないよね(爆)。 同じように「来るもの拒まず」方針らしい 母は3ヶ月ごとに購読新聞が変わります。 忙しいったらありゃしない。
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もと
at 2015-06-19 09:46
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いや~某キリスト系の団体(子連れ勧誘)は来たぞ!東京では珍味売りもしていたらしい。
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tampopotai at 2015-06-19 11:23
ある意味偉いな、某キリスト教系団体。
お寺にも行っちゃうかあ。
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