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2016年 07月 06日
たんぽぽ隊通信 第1109号
昨日、大げさに予告して行ってきたのは 『メッセージは顔に託せ by TATSU OZAWA』というセミナー。 タツ・オザワさんは、肖像写真家の第一人者で、 彼に撮ってもらった写真を使うと、 あれよあれよという間に夢が叶うという噂の方である。 最近、写真をたくさん撮るようになったくせに かえって写真から遠ざかっている気がしていた。 昔は、旅行だ! 宴会だ! →カメラ持ったか、フィルム入れたか? 撮った写真をプリントしたか、みんなに配ったか? という思考&行動回路をたどったものだった。 最近は誰かのスマホで撮ればいいよね、 後でデータ送ってもらえばいいよね、 PCにフォルダ作って入れておけばいいよね、になった。 撮ることも、共有することも、保存することも 簡単になり、手軽になり、頻繁になった。 反比例して、昔の「写真撮った!」という あらたまり感というか、晴れがまし感がなくなったよね。 そう思うと、昔の、プリントでしか残っていない、 いつのどういうシチュエーションかわからない、 写っている人さえよくわからないような写真への 愛おしさが増してくるのだ。 実家に行くと、古いアルバムをあさるようになった。 トップに貼ったのは、母の秘蔵の1枚。 祖父の妹の膝に乗る3歳か4歳の母(かわいいではないか!)。 80年前の写真である。 母にとって叔母さんにあたる女性、 もしかしたら、小さい時に会ったことがあるかもしれないが、 わたしには記憶にない人だ。 写真の当時は20歳くらいだろうか。 お嫁にいくことが決まって、その前に撮ったものらしい。 言われてみれば、美男子と言われた祖父の面影があるような気がする。 いいね、いいね、いい写真だね。 撮っておいてよかったね。 もう1枚、これは父に抱かれた1歳くらいのわたし。 この2枚の間には20年ちょっとの時間が流れたはずなのに 写真のレトロ感はあまり変わらないのが不思議だ。 小さすぎて顔がよくわからないけれど、 お世辞にもかわいくない、わたし。ぷんぷん。 それでも、亡くなった父の若い頃のさっそうとした雰囲気が好きで 部屋に飾っている1枚である。 知っている人がいない転勤先の土地で新婚生活を始めた父と母。 1年目に長女を授かり、 休みの日に親子3人で遊びにいったときのショットと思われる。 撮影したのは母だろう。 当時はまだ、「もはや戦後ではない」と言われたくらい戦後だった日本。 これから高度成長へと向かう世の中の ざわざわわくわく感の中にいる若いリーマンの父。 写されたときには予想もしてない 今後はあんなことやこんなことが、 世の中にも、祖父の妹にも、父母にも起こるんだよなあと知っている 今だからこそわかる、愛おしさが増す。 「写真のチカラ」だなあと思う。 さて、冒頭のセミナーは これから自分はこうなりたい!という夢を 先に肖像写真という形にしてしまい、自分で眺めて、人に配って そこに近づいていこうという内容だった。 夢を叶えたい方は試してみては? 1ショット10万円からだそうです。
by tampopotai
| 2016-07-06 11:49
| おおもりさらだ
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