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2014年 08月 05日
少し前、「美容矯正をやってる人にお話を聴くことになった。 美容矯正って何? 歯医者さんなの? と、何も知らない私。 「柔らかくて優しい手技によって、全身のパランスを整え、 体が本来持っている回復力を取り戻し、健康で美しくなる エステのようなもの」と説明された。 わたくし、女に生まれながら、 今までエステの世界と全く無縁に生きてきた。 怖くて美容院にもなかなか行けなかったくらいなのだ。 近年白髪が目立つようになったから、 しかたなく勇気を振り絞るようにして行っているわけで。 実はマッサージ系も苦手である。 「何事も体験」と呪文のように唱えながら 何度か友人に連れられて行ってみたけど、 緊張してかえって疲れることがわかっただけだった。 人に自分の身体をいじられるのが何だか落ち着かない。 そんな私で大丈夫か、と思ったけれど、 今回は立ち会い人のような立場なので気軽に引き受けた。 場所は都内の閑静な住宅街に建つ高級マンションの一室。 セラピスト(この世界ではそう呼ぶそうな)の小池ひろみさんは 6、7年前に独立してここに自分のサロンを開いた。 事前の下取材、撮影を含めた本取材と2回お邪魔して 話を聞いたり、施術を拝見したりしたのだが、 細かいことはすっ飛ばして私が驚いたことは2つだ。 その1 人はみんな小顔になりたかったんだ! 美容矯正では最後に頭蓋骨の調整をして 全身のバランスを整えるのだけれど、 1、2時間の施術を終わると、 受けた人は小顔になるという驚きの事実がある。 これは実際に見たんだから、絶対ほんとなの。 つまり、人は皆、本来小顔なのに、 日常生活の中で溜め込んだ疲労や歪みゆえに 顔と頭が膨張するらしい。 そこんところをひろみさんの ゆっくり、丁寧な手技によって矯正すると あらあら不思議、小さなお顔になるのである。 その現象も不思議なのだが、それ以上に「顔が小さい」ことが 美容的に大変重要ポイントであることに、私は驚いた。 たしかに、アイドルや女優さんを語るときに 「すっごく顔小さい」は褒め言葉だけれど、 個人的には「顔のでかい女」が好きなんだけどなあ。 昔の女優さんで申し訳ないけど、 ソフィア・ローレンとか、ベッド・ミドラーとか 顔が濃くて大きくて主張するタイプって、 いかにも女優らしくていいよね、と思っている。 自分の好みは主流派ではないと自覚しなくちゃ。 その2 ひろみさんが美しい! これは美容矯正がほんとに効果あるってことの何よりの証拠だ。 30代半ばの彼女のお肌は、ほとんどスッピンなのに 内側から光を放つかのように輝き、スタイルもめちゃくちゃ良い。 女性なら誰もがあこがれる容姿である。 元の素材がいいってこともたしかなんだけど 食事をはじめとする生活習慣や、 日頃の体のケア(同業者同士で施術し合うんだって)、 さらに人間的な豊かさが生み出した輝きだと思う。 いやいや、恐れ入りました、美容矯正。 エステとかって実はちょっとマユツバ感を持って見てました。 一時的表面的変身術じゃん、と。 でも、ひろみさんには「本物」を見た。 いるもんなのである、すべてに関してきれいな人が。 手の技は見たからって簡単にまねできるものではないけれど ひろみさんの「ゆったりと、じっくり丁寧に、手を抜かず、 焦らず騒がず、きちんと、まじめ」な仕事ぶりには 学ぶものがたくさんあった。 見えなければ手を抜いて、早さで勝負するような 私の仕事ぶり(特に料理を作るときにそうなる)を 深く反省する機会に感謝して、自分の生き方を見直そうと… 思いました、まじ。 見直して、変われればねぇ…って、へたれるな、自分! 【お知らせ】 「たんぽぽ隊通信」は2週間ほど夏休みをいただきます。 しっかりリフレッシュ、いっそうパワーアップ…の予定ですので よろしくお願いいたします。
by tampopotai
| 2014-08-05 12:55
| おおもりさらだ
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