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2016年 04月 12日
たんぽぽ隊通信 第1100号 今週のお買い物:はないの。 先ごろ、カップヌードルのCMが話題を呼んだと思ったら あっという間に物議を醸してお詫び広告とともに消えた。 そういえば、だいぶ前にやっぱり物議を醸して モトの動画はとっくに消されちゃったけど、 女子高生を乳牛に見立てたブレンディのCMもあった。 カップヌードルは、当事者が潔く捨て身で登場してるところに 無関係の人間にはキワモノ的な面白さがあったといえばあったのだけど、 ブレンディのこれは、さすがに眉をひそめた。 こういう発案をする人がいてもおかしくない。 人はいろんなことを、1人で考えるものだから。 でも、広告って企画立案があって、作る人がいて 出演者がいて、すべてを牛耳ってる広告代理店がいて 最上位にクライアントがいるわけで。 少なくとも企業の広告部門長は、億単位の経費をかけるCMが 自社のイメージを損なわないかチェックするもんじゃないの? と考えると、それだけの関門をくぐったという事実が こういう価値観が公認される根拠になってる気がして怖い。 今さら昔のCMについて言っても仕方ないけど、 最近では、ほとんどテレビを見ない私が、 一度見ただけでとても嫌な気分になったのは、 ソフトバンクのこれ。 これ、軽いノリでやってるけど典型的なイジメの構図だよね。小学生レベルの。 こういうCMを何の気なしにに見ていると、 仕込まれたイジメを知らずと容認していくんじゃないかと。 大手企業のCMは、関わる人の多さと高い露出度で、 ある種マジョリティの価値観を作り上げてしまうので。 「イジメは絶対ダメ」とか声高に言いたいのではない。きれいごとで、なくなるものではないし。 むしろ妬んだり、恨んだり、弱いものをイジメたくなったりって 気持ちは誰にだって多かれ少なかれあるものだから。 イジメに向き合うには、キレイごとの根幹療法ではなくて、 そういうものは本質的にあるものだと認めて 自分の黒い気持ちをどう発散させて薄めていくか、 逆の立場なら、相手の攻撃性をいかにそらしていくか、 対症療法を学ぶのが実用的な訓練だと思うのですよ。 そのためには、イジメたくなる気持ちは恥じるべきだという 価値観を、きっちり子供に植え付けることが大事なわけで。 テレビドラマもつまらないのが増えてきたけど、 CMも行き詰まってる気が、最近はとても強く するようになった。 どこか社会の歪みがあるのを、物質的な 豊かさが覆い隠してる気がして、世の中の
病んでる感が蔓延してきた嫌な気配を、 ちょっと感じる、考え過ぎのわたくしなのでした。
by tampopotai
| 2016-04-12 07:23
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